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日高が俺と鮫島の間に入ってきた

「何だよ？」

鮫島先輩に聞くんだろ！タチとはどうとかもっとスムーズに出来る方法はとか

「もういいから！箸とか並べろよ！」

「箸なら牛丼に付いてるだろ」

「じゃコップに水入れるとかさ！」

そう言いながら背中押されて俺は鮫島に頼みたい事言えなかった

あー危ない‥鮫島先輩にそんな事聞かれたら俺たちがリバになった事バレる！

危ない‥危ない‥

「なー？鮫島?」

先輩が戻ってきた

早っ‼

「水は?‼」

さっきから水水って俺はお茶汲み係じゃねーつーの

「入れたよ！見たら分かんだろ？それより鮫島?」

「先輩っ‼ちょっとこっち‼」

「何なんだよ？」

日高に腕引っ張られて鮫島と離れた場所にきた

「何?！」

「先輩にはデリカシーってものがないのか？！」

「デリカシー？」

「鮫島先輩に聞くんだろ！」

「聞く？聞くって言うより頼むになるのかな？」

「頼む？何を？」

「何をって‥それは‥その」

何照れてんの

「言えよ？」

「鮫島って結構ｵｼｬﾚじゃん？だから今度一緒に服買いに行って見立ててもらおうかと思って‥」

「服?何で?」

何でって‥そらお前‥

「日高‥カッコいいじゃん？俺から見てもカッコいいって思うし。だから俺もお前にカッコいいって思われたくてさ‥」

はい?何ですと？

やっぱり人って変わるものですね‥変わりすぎだけど

「そんなの俺に頼めばいいじゃん？」

「日高に頼んだら意味ないだろ！」

「何で?」

「だから～っ‼大変身した俺がいきなり登場したらびっくりするだろ？それが楽しみだったのに‥」

「あっごめん‥」

「もういいよ‥あーどうしよっかなー？」

「どうしよっかなーって買いに行けばいいじゃん？」

「でも言ってしまった後だしな」

「言ってしまった後でも買いに行けよ?」

カッコ良くイメチェンした先輩見たいし♪

「ん～？考えとく(笑)」

そこは行くだろ！！


「日高君となっちゃん牛丼買ってきたって呼んでるから来いよ？」

「ああ分かった。日高行くぞ？」

「あっちょっと待って？」

日高が近づいてきて

チュッ‥

「…………」

爽やかに軽やかにキスされた

「俺の為にありがとう♪ほら先輩行くよ？」

ｲｹﾒﾝのやる事はいちいちｲｹﾒﾝだ俺には真似できない‥