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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

日高と俺の違いは何だ?

さっきから隣でぶつぶつ言ってる先輩

「先輩食べないのか?」

「食べるよ‥(違いは何だ‥)」

パクっ‥(違い‥違い‥)むしゃむしゃ‥

「先輩こぼれてるって(笑)」

端から見てるとまるで子供と世話やく親だな

「なっちゃん?だからいけないんだぞ?」

!!?

「何がいけない?!どこが?!」

どこがって‥こぼれてるから‥

「どうしたんだよ?ほら食べろよ?」

「そうだよ先輩?牛丼食べたかったんだろ?(笑)」

「焼き肉弁当の方が良かった‥」

スッと立ち上がった背高ノッポ

ヤバっ怒られる!

「いやこれは‥決して牛丼が嫌とかって訳じゃなくて焼き肉弁当だと尚更良かったって言うか」

弁明になってないよ先輩‥

「タレ取ってきてやる」

「タレ‥?」

「焼き肉のタレだ」

いやいや牛丼に焼き肉のタレってマズイだろ‼

「牛丼は牛丼で食うから旨い訳で焼き肉のタレかけたからってヨレヨレの肉が焼き肉にはならない訳で‥ヨレヨレでも肉は肉だし頼んだのは俺だし‥だから焼き肉弁当じゃなきゃ嫌だとかどうしても食べたかったとか牛丼に文句あるとか言いたいんじゃなくて‥だから‥その」

何を言っているんだ俺は?支離滅裂だ…

「だったらつべこべ言わずに食べろ」

はい…。



河辺「小野寺さん珍しく怒らなかったね?」

鮫島「だな?いつもなら『だったら食うな!!』あっ小野寺さんの場合食べるな!かって言うのにな?(笑)」

日高「何でだろう?」

相川「…………」

日高「先輩?」

相川「ああ‥俺ちょっと行ってくるわ」

日高「どこに行くんだよ?先輩?!」

先輩はくるっと向きを変え戻って行くから俺は後をつけた

コンコン♪

「入っていいか?」

先輩が向かった先は橘さんの部屋?

「どうぞー♪?」

ガチャ‥

先輩が中に入った

何しに行ったんだろ?

俺は扉に聞き耳立てて出てくるのを待つことにした

「背高ノッポ?」

「何だ?」

食パン君は小野寺さんに用があるみたいだった珍しい

「気にするなよ?な?」

「何を?」

「皆そんな事思ってねーからさ?」

「何の事だ?」

「だから!皆別に背高ノッポの事嫌いじゃないからっ」

「そんな事を言いに来たのか?」

そんな事?そんな事?はーーぁっ!?

「俺はわざわざ気を利かせて!」

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