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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

「やだよ‥恥ずかしい‥」

「えー?さっき言ったじゃん?」

「そんな事言わないで~ってか?」

また言った

「うっうん‥ぷっ(笑)」

「何笑ってんだよ」

「いや?別にぷっぷぷ(笑)」

はー?日高のやつ何笑ってんだよ

「ところで一樹。一樹も人の話を立ち聞きしてはいけないぞ?」

「あっ…はい」

「日高は俺の弁護しに来たんだ。そんなに怒らないでやってくれよ」

弁護しに行ったんじゃなくて何話してるのか?ってただの好奇心なんだけど‥
 
「悪い事は悪いと正してやるのが大人だ」

「だったら俺大人になりたくないな」

面倒くさい‥

いやいやアナタ立派な大人ですよ?

「嫌でも人は年を取る。これは仕方のない事だ」

「えー‥俺は嫌だな」

「なつめ君!!」

いきなり大声で呼ばれた

「なっ何?」

「まぁそう言う事だから分かったら行きなさい」

そう言う事ってどうゆう事!?




「ところで先輩♪?」

部屋に戻ってきた俺たち

「何だよ?」

今日は踏んだり蹴ったりだなーと思いながら俺はごろん♪と寝っころがり梨花大先生の本を広げた

俺このシーン好きなんだよな♪
理由も告げずに離れて行った恋人(男同士だけど‥)が戻ってきて密かにずっと帰りを待っていた恋人を抱きしめるシーン

あーっ感動するっ!

「先輩ってば‼」

「だから何だよ!って日高ちょっとやってみろ」

「何を?」

「いいから♪いいから♪」

俺を部屋の隅に連れていき先輩も部屋の隅に行き俺の方を向いた

「『何で?そこにいるの?』」

「そこにいるの?って先輩が連れて来たんじゃん(笑)」

何言ってるのこの人(笑)

「違う!お前は『ただいま章人‥遅くなって悪かった』って言うんだよ!」

何の話?

「そしたら俺がまた『何で?』って言うからこっちに来ながら『会いたかった』って言ってから『ごめん‥』って言って俺を抱きしめろ。いいな?」

「う‥うん(何なんだ?)」

「本番!よーいスタート!♪」

「ぶっ(笑)」

よーいスタートだって(ぶふふ笑)

「笑うなよ!真剣に!」

「先輩それを言うなら321‥キュッ親指を立てるとかしろよ?何よーいスタートって(笑)」

「うっうるさいな!本番行くぞ!321キュッ!」

「キュッは言わなくていいんだよ(笑)」

「あーっもう!うっさい行くぞ!」

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