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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

バカな事をやっていた二人とは違ってこちらは‥

「鮫島先輩?枕投げとかどうだろ?」

恒例の温泉旅行の出し物を真面目に考えていた

「枕投げ?定番だな?」

「普通の枕投げじゃないよ?」

「どうゆう事だ?」

河辺が紙に絵を描き始めた

まず長方形を描いた真ん中に線を引いて二つに分けた

それからA|B|A|Bと書いた

「それドッヂボールじゃん?」

「そう!それ♪名前が思い出せなくて(笑)どうだろう?」

ドッヂボールか?

「面白そうじゃん♪で?チーム分けはどうするよ?」

「カップル同士が同じチームになっても6人だからどのみち一つのカップルは分かれるよね?(6人÷2チーム=3人)だったら初めから別々にした方が良くないかな?」

元々別々にか‥

「よし♪そうするか?負けたチームの罰ゲームはどうする?」

「どうしよっか?」

罰ゲームを考える方が意外と苦労したりする

「昨年は文を読んだよな?」

「あーあれね(笑)ほとんどが恋人に宛てたラブレターだったけど(笑)」

「今回はごろっと変わった罰ゲームがいいよな?」

「うん!そうだね♪?あっ‥」

川辺が何やら思い付いた

「何か思い付いたのか?」

「うーん?でも面白くないから」

「いいから言ってみろよ♪?」

「あのね‥ゴニョゴニョゴニョ‥」

二人しかいないのに耳打ち際でひそひそ話する二人

「あーなるほどな‥でもそれなら?ゴニョゴニョゴニョ‥」

「でもゴニョゴニョゴニョ‥」

「こっちはどうだ?ゴニョゴニョゴニョ‥」

「けど‥ゴニョゴニョゴニョ‥」

「もういっそうの事あれにしよう!」

あれ?あれって何?

「河辺罰ゲームの材料買いに行くぞ!♪」

「何買いに行くの?」

「絵の具と筆♪後それから‥」

絵の具?絵の具なんか何に使うんだろ?

そんな事を思いながら僕は鮫島先輩と罰ゲームに必要な材料を買いに出かけた



「先輩?」

さっきまで話してたのに返事しなくなったから見てみたら開けた本に顔面押し付けて眠っていた

「何てゆう格好して寝てるんだよ(笑)先輩?風邪引くよ?」

ゆさぶっても起きる気配なし?

先輩の顔の下敷きになっている本を引っこ抜いてうつ伏せで寝る先輩に布団をかけてあげた

何の本を読んでいたんだ?

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