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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

俺はその頃日高君を探していた

「どこ行った?ハァ‥」
そういや日高君足早かったよな‥

下手したら俺より早いんじゃ‥

けど連れて帰らないと相川のヤツが‥

「あー面倒くせー!!」
俺はまた走り出して探し始めた









「アンタ強えーな(笑)」

さっきからアンタアンタって
自分はお前って呼ばれたら嫌がるくせにっ

「おい!?お前さっきからアン」

「迅だって何回言ったらわかんだよ?アン?もしかしてやりてーの?(笑)」

膝立ててビールを立てた膝に置きながら言う迅

「違う!お前っ迅は名前で呼ばれなきゃ気が済まねーのに俺だけアンタって」

あー

「日高さんだったな(笑)」

「さんはいらねーから‥」

「じゃ‥日高?」

日高は先輩だけに言われたい

裏切られたのに先輩は特別だった

「日高は‥ダメだ‥」
えー‥?

「じゃ‥何て呼べばいいんだよ(笑)」

「一樹でいい‥」

「変な日高さん‥」

「だから一樹だって!お前はっ」

「迅だろ?(笑)」

ケラケラ笑う迅

何だかどうでも良くなってしまう

「一樹‥風呂入る?」

もうそんな時間か?

「ああ‥いいのか?けど俺着替え持ってない」

「あー大丈夫♪俺の入るかな?」

渡されたスウェットの上下
「履いてみて?」

俺は上の服を脱いだ
「ヒュ~♪」

口笛?

迅が俺の身体をじっと見ていた

「見るなよ!あっち向いてろ!!」

素直に後ろ向いた迅
日高さん気づいてないな?

鏡あんだよ(笑)

俺は鏡越しから日高さんの着替えるとこをずっと見ていた

鍛え上げられた美しい肉体
割れた腹筋
脇腹の‥傷?

喧嘩でもして刺されたんだ‥日高さんでも刺される事とかあんだどんな喧嘩だよ怖えーな‥俺はそう思った

「ちょうどみたいだぜ♪少し上キツくて足短けーけど(笑)」

「それちょうどって言わねーから(笑)入ってきなよ」

風呂場に案内してくれた

「あ‥そういや家族の人は?いいのか先入って?」

手を振った迅

「いつ帰ってくるかわかんねーから入っていいよ(笑)ごゆっくり♪」







ハァ‥ハァ‥ハァ‥

いねー。

辺りは暗くなってきていた

探しても無駄だな‥
俺は帰る事にした

「なっちゃんただいま」

走って出迎えてくれた相川

「日高は!!?」

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