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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「探したけど見つかんなかった‥なっちゃんごめんな‥」

相川の顔が曇った

「俺帰るわ‥」

え‥‥‥

「鮫島‥今日泊まってけよ‥」

え‥相川?

「いいから!泊まってけって!」

玄関口にいた俺を引っ張って中に入れた相川

「風呂入れてくるからゆっくり休んでろよ‥ありがとな‥」

日高が帰ってきたら説明しようと思って鮫島に泊まっていけと言った

相川が風呂の湯を入れて帰ってきた

「なっちゃんごめんな‥俺布団と毛布の場所わかんなくてさ‥」

「いいよ‥それに鮫島のおかげで寒くなかったし(笑)」

無理に笑ってるように見えた相川の笑顔
情報屋のあいつに頼むか‥

俺が携帯を取り出すと携帯に手を置いた相川

「先に風呂入ってこいよ‥」

鮫島が風呂入ってる間俺はやっぱり日高が気になって日高に電話した



「新しいパンツ置いとくぜ」

「え?何?」

「だから」

トウルル♪トウルル♪トウルル♪
日高さんの携帯が鳴った

「携帯鳴ってっけど?」

ジャー‥ジャー‥ジャー‥
「携帯鳴ってっけど!!」

聞こえないみたいだったから勝手に出てしまった俺

「もしもし?」

『あっ日高!?』

シャワーの音が聞こえてきた

「一樹なら今風呂入ってっけど‥アンタ誰?」

聞いた事のない男の声だった
しかも馴れ馴れしく呼び捨て?シャワー?

「君は‥?」

俺が聞いたのに返してきた電話の相手


「アンタが先に答えろよ」

『相川‥』

「なっちゃん?上がったけど‥風呂どうする?」

プチッツーツーツー

勝手に電話を切りやがった

「何なんだ?」

ジャー‥ジャー‥ キュッ♪
ガチャ
日高さんが風呂から上がってきた

「あ‥迅?それ俺の携帯‥迅?」

迅の目線の先を俺も見たら

「見るなよ!迅向こう行けって」

はいはい♪(笑)

笑って出て行った迅

「勝手に人の裸見てんじゃねーよったく!」

俺は上下揃えて履いて出ようとしたけどやっぱり上がきつかったから下だけ履いて出た

「迅上がったけど‥お前も入るよな?」

日高さんが上半身裸で出てきたからドキッとしてしまった俺
「迅?」

「あ‥いや‥相川って人から電話あったけど誰?女?」

先輩から電話!?

「貸せ!!」

俺から勢いよく携帯を取り上げた日高さん

「電池切れてる」

え‥?

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