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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「なっちゃん‥」

鮫島の声が聞こえてきた

ゆっくり目を開けた俺

「気がついたか?お前危ねーだろ!倒れるまで湯船に浸かるバカいるかよ!」

倒れる?俺が?

「日高君と連絡つかなかったのか?」

何でそれを‥

「そんな事あるわけないだろ(笑)」

またそうやって嘘をつく‥

「なっちゃんは嘘下手だよな‥」

おでこに当てたタオルを変えようとしたら相川がそのタオルを目の上にズラした

「なっちゃん?」

「何でも‥ない‥ッ‥ゥ‥」

泣いてんのか?

俺は新しいタオルを絞って目に当てたタオルと交換してやった

「何も考えんな‥また熱上がるぞ‥戻ってくるから‥心配すんな寝ろ‥」

俺に背を向けた相川 がいた

俺は情報屋のあいつに電話した

「もしもし?俺‥日高君今どこにいるか調べてくれないか?」

「また何かあったのかよ(笑)」

「まーな‥頼んだぞ」




「ふー♪さっぱり♪」

日高さん寝てるかな?

俺が部屋に入ったらやっぱり寝ていた日高さん

ギシッ‥

俺も同じベッドに入った

「おやすみ」

電気を消して寝る事にした




《日高♪こっちおいで♪》

先輩?

迎えに来てくれたのか?

待って先輩

俺は嬉しくて先輩の後を追った

笑いながら先を行く先輩

先輩の隣に誰かが両手広げて立っていた

両手広げた男が先輩を抱きしめた

《日高‥俺鮫島の事好きなんだ‥ごめんな》


え‥?鮫島先輩?

両手広げた男は鮫島先輩だった

鮫島先輩が先輩の腰に手を置いて消えて行く

待って!

待ってくれ!先輩!

「先輩!待って!」

日高さんが大きな声をあげたからびっくりして起きた俺

「なんだよ‥」

振り向いた日高さんはびっしょり汗をかいていた

「着替えさせないと‥」


俺はタオルを持ってきて日高さんを揺らして起こそうとしたけど起きなかったから仕方なしに俺が服を脱がして身体を拭いてあげた

「先‥輩‥」

小さくまた先輩と言った日高さん

先輩って誰だ?

俺は汗を拭き取った後服を着せて寝ようとしたら日高さんが抱きしめてきた

「ちょっとアンタ!」

スースー寝息を立てながら抱きついてくる日高さん

「ったく‥」

俺はそのまま抱きしめられたまま眠る事にした

先輩って誰なんだ‥
やっぱり女か?

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