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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

日高さんが俺の身体を押しのけて出て行った

「ちょっ一樹待てよ!」

やっぱり日高か?!

「うわっ!」

誰かが俺を押しのけてまた出て行った

なんなんだよ‥

「あっ‥もしかして俺一人取り残された?最悪‥身動きできねーじゃん」






ハァ‥ハァ‥ハァ‥
どこまで走っただろう

「日高待てよ!」

うわっ先輩がきた

「何で来るんだよ!もう関係ねーだろ!?」

胸が苦しい‥
身体が痛いっ

「‥ひだ‥‥っ」

振り向いたら先輩が苦しそうに胸に手を当ててしゃがみこんでいた

「先‥‥輩‥っ」

助けたいけど‥

ごめんな!俺は先輩を置いて走り去ってしまった

何で逃げんだよ‥

アパートに帰り部屋に入ると知らない男がいた

「誰だ?!」

え‥

「アンタこそ誰だよ?一樹は一緒じゃねーの?」

一樹?
そういえば聞いた事ある声

「お前昨日の‥」

「昨日?あっアンタが相川さん?」

やっぱり!

「昨日何してた?」

何してたって‥

「一樹が風呂上がったらビール破裂させて俺が風呂入ってベッド入ったら先輩って言って抱きついてきて‥」
先輩って日高が?

「アンタ一樹の何?」

「俺は‥日高の恋人だっ」

素直に言えた恋人だって

「恋人ってアンタ男じゃん‥」

俺も男だけど(笑)

「うるさい!男も女もあるかよ?日高昨日お前といたんだよなどこにいたんだ?」


「俺の家だけど‥?」

家?‥ホテルじゃなかった

「良かった‥」


「良かったってアンタ(笑)昨日寝ながら先輩先輩って言って抱きついてきてってアンタに言っても仕方ないか‥」

「先輩は俺だ」

え?!

「じゃ‥やっぱり付き合ってんのか?」

「だから付き合ってるって言ってるだろ!?」
しかし綺麗な顔してんな‥
どこかで見た事あるような‥

「俺も‥」

俺も日高さんの事好きだからって言おうとしたら紙とペンを持ってきた恋人だって人

「住所と名前と電話番号書け!」

「はぁ?!何で?!」

「いいから書け!書いたら連れて行け」

連れて行けって‥

「充電器貸せよ」

充電器?

「一樹が電池切れたから取りに来たんだ‥」

だからあの時途中で切れたのか‥

「渡したら書くか?」

交換条件ってやつか?

「書くから貸せよ」

充電器さえあれば日高さんから連絡先聞けるし問題ないよな

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