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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「あの‥」

コトコト♪鍋をしゃもじでかき回しながら返事をした男の人

「何かな?」

「いえ‥別に‥」

全裸って事はしたのか?けどしてなかったら失礼だよな‥

「‥‥クス」

鍋をかき混ぜながら笑われた

「何もしてないよ(笑)」

思っていた事を当てられて赤くなる俺の顔

「出来たぞ♪」

男の人が鍋を持ってきた時玄関で声がした

「あっ帰ってきたかな?紹介しよう」

すると入ってきた俺に紹介しようとした人物

「ただいま和正さん♪あれ‥お客さん?初めまして♪雅人って言いますそして隣にいるのが俺の恋人の和正さんと息子の迅君ね♪」

え‥え‥え゛ー!?

「一樹びっくりしてんじゃん‥」

日高さんは口を開けてまばたきもしなく固まっていた

「あれ?迅君のお友達?一樹さんって言うの?」

日高さんの肩に手を置いた俺が紹介した

「この人は日高一樹さん♪んで俺の」

ガタンといきなり立ち上がった日高さん

「俺帰る‥」

「え?」

別に人の家庭の事だし俺も先輩と付き合ってるからどうこう言える訳じゃないけど‥

こんな家族構成初めてで突然すぎてびっくりして‥

「一樹君食べて行きなさい♪」

迅の父親が俺の肩に触れようとした時

「気安く一樹君って呼ぶなっ触んなよ!」

「私はただ」

「そうだよ迅君ヤキモチ妬かないの(笑)俺と和正さんはラブラブなんだから♪ね?和正さん♪」

チュッ♪

え?!初対面の俺の前で堂々とキスをした

「すげー‥」

まぁある意味すごいかな…(苦笑)

「それより食べようぜ一樹♪」

「そうだね♪食べよう♪和正さんも座って♪」

何だかわからないまま食事が始まった

「野菜がないじゃん?俺サラダ作ってくるから先食べててよ♪」

雅人さんがキッチンに行きサラダを作ろうとしたら迅の父親がすぐ立ち上がって手伝いに行った

ラブラブっぷりは半端なかった

「やっぱある訳ないか‥良かった‥」

「ある訳ないかって何の事だよ?」

迅に聞こえてしまった独り言

「いや別にっ食おうぜっ」

熱々のリゾットを一気に口に入れた日高さん

「熱っ!!ゲホゲホッ!」

「アンタバカか!?熱いに決まってんだろ!?貸せよ!」

俺からスプーンを奪ってフーフーして冷まし始めた俺のリゾット

「もしかして俺たちより熱々かな?(笑)」

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