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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

コイツ俺の声耳に入ってない

「おい!?」

バッシーンッ!
俺は日高を平手打ちした

「え‥先輩」

やっと我に返ったコイツ

「お前落ち着けって!」

え‥俺‥

「先輩‥俺‥」

「バカっ!人の話ちゃんと聞かずに出て行くヤツがいるかよっ本当‥お前は‥」

先輩が俺を抱きしめてくれた

「先輩‥ごめんな‥俺‥」

「‥むいっ」

むい?ぶるぶる震えていた先輩の身体

「あっ風呂?!」

「だから風呂入ってたのにお前がいきなり入ってきてっうわっ!」

俺の腕を引っ張って
ザッブーン♪
湯船に浸からされた俺

「ゆっくり温まりなよ♪」

コイツバカじゃねーのか?って思ったら可笑しくなってきた俺

帰ってきたかと思ったら一人テンパって
ハチャメチャな事してさ‥

本当‥日高って‥

俺は湯船に顔半分まで浸かってぶくぶくしているとガチャ開いた風呂のドア

「先輩‥大丈夫?」

先輩が可愛く湯船でぶくぶくしていた

「先輩‥何遊んでるの?」

遊んでんじゃねーっ
お前がかわいいと思ったら自然としてしまっただけだ

「お前も‥入るか?風呂‥」

風呂のドアノブに手を置いたまま何も言わない日高

「入れよ‥身体冷えてるだろ‥」

小さい浴槽を俺が入る分空けてくれた先輩

はっ!とした顔をした日高が走って行って戻ってきたかと思うと

「体温計?ってお前バカかっ今風呂だぞ!湯船だぞ‥」

「だって先輩熱!」

コイツ必死すぎ

何だか可愛く思えて
可愛くて可愛くて

俺やっぱりダメだ
コイツがそばにいなきゃ

「熱ないから入れよ‥」

「うっうん!」

うんとか言うな‥
可愛いすぎるだろ‥

ザッブーン♪

入っていきなり腕絡めてきた日高

「入れとは言ったがその気はねーからなっ離せよっ」

嫌だ!嫌だ!俺の先輩がそばにいて風呂入れとか言ってくれたのに離すもんかっ
腕絡めて顔スリスリしてくるコイツ

「お前!え‥唇切れてんじゃん!顔も腫れて‥何があった!?」
俺はこんなになるまで叩いてないぞ

唇?顔?

「あっこれ?これは‥」
分が悪そうに顔をそらしたコイツ

「俺の目を見て言え!」
俺は日高の顔を俺に向けさせた

「これは‥」

これは?何だ?

「転んで顔ぶつけた(笑)」

転んでぶつけた?

「そんなはずないだろ?見せてみろよ」

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