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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

見せたら先輩心配する

日高が向けさせた顔を無理に戻そうとする

「何でお前はそうやっていつも自分だけの問題にすんだよっ俺ら付き合ってんだろ!?」

付き合ってんだろって先輩が言った

今まで付き合ってる事認めたがらなかった先輩が自分から付き合ってんだろって言った

言ってくれた

「これは‥」

「だから何だよ?ちゃんと言えよ?聞いてやるから‥」

俺は優しく日高の少し腫れた顔に手を置いた

「さっき‥鮫島先輩に会って‥」

鮫島?

「それで‥先輩と別れろって‥」

俺と別れろ?
何でそんな事
話がまたややこしくなるだろ!?

言葉を詰まらせた日高

俺は湯船の湯を日高の肩にかけながら優しく聞いた

「鮫島他に何か言ったか?」

するといきなり抱きついてきた

「おい!?日高っ?」

「俺‥俺‥先輩と別れるなんて無理だ!こんなに先輩が大好きで愛しくて‥お前なんか必要ないって言われても俺‥先輩から離れらんねーから!先輩が鮫島先輩を好きでも俺は先輩から離れらんねーから!」

俺が鮫島を好き?


「鮫島と俺は何もねーし‥お前の考えすぎわかったか?」

え‥だって先輩は鮫島先輩が好きで裸で抱き合ってたんじゃないのかよ?
したんじゃないのかよ!

「先輩の本命じゃなくてもいいから‥そばにいたいんだ」

だから違うって!

「日高!よく聞けよ?俺はあの日あれから熱が出て鮫島が家まで送ってくれたら寒くて毛布探したけど見つからなくてだから鮫島が身体はって温めてくれただけだよ!」


「けど‥」

コツン♪
軽く日高の頭をこついた俺

「けどもへったくれもあるかよ‥鮫島は鮫島でお前の事心配してたんだぞ?わかってんのか?」

「う‥うん…」

だからうんやめろって
俺も日高が帰ってきたら一発殴ってやろうかと思ってたのを鮫島が変わりにしたから俺は殴る必要がなくなった

それに‥こんなにかわいい反応されたら殴れねーし

なんだかんだ言って日高の手の中で転がされてるのは俺なのかもな‥そう思った

「わかったら後で鮫島に電話で謝っとけよ!身体洗うぞ」

「けど‥」

「またお前はっ」









「河辺‥プリン食いたい‥持ってきてくれないか?」

プリン?先輩甘い物嫌いじゃなかったっけ?

けど‥言われた通りプリンを持って寝室の扉を開けた

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