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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

俺のオヤジは稼ぎがない訳ではない

けど雅人さんが俺の面倒は全部引き受けるって話で一緒に暮らし始めた

「オヤジ雅人さん行ってくるっ」

「気をつけて行くんだぞ♪」

「行ってらっしゃい♪」

雅人さんが玄関で手を振ってくれて俺は家を出た

けど学校なんて行かねー(笑)


日高さん今日も大学かな?携帯渡さないと困ってるだろうし‥

俺は学校行くふりをして日高さんのアパートの前まで来て階段上がろうとしたら出てきたから慌てて階段の裏に身を潜めた

「先輩早く!」

「早くったってお前が昨日めちゃくちゃしたから腰が痛てーんだよっ」

昨日めちゃくちゃしたってヤッたのかよ!?
階段降りながらそんな話が耳に入ってきた

「腰さすってあげるから♪」

「いらねーよっ!触わんなっ」

日高さんに酷い態度な恋人って人

「ちょっとアンタ一樹に酷いんじゃねー!?」

嘘!何で迅がいんだよ
俺は我慢が出来なくて一言言いたくて出てしまった

「アンタ俺の前で恋人って言ったよな!恋人なら恋人らしくしたらどうなんだよっ」

え‥先輩が迅に恋人宣言したのか?

「先輩?」

俺は先輩を見た

迅を睨みつける先輩
「お前!何で朝っぱらからいんだよ!お前何しに来た?!」

迅が俺の肩に腕絡ませてきた

バカっよせっ

「俺は」

「あーコイツ俺の携帯届けに来てくれたんだよな!?迅?」

え‥あっそうだった
俺はポケットから日高さんの携帯と充電器を渡した

「ほら?ね?先輩嘘じゃないだろ?」

「くっ‥‥行くぞっ」

先輩が背中向けて先に歩き出した

「迅お前いきなり来んなよ!」

いきなり来んなよって携帯俺ん家だし連絡のしようが‥

「あっ!」

迅が大きな声をあげた

「バカっ静かにしろって!」

日高さんが俺の口に手を当てた

「何で?つか連絡先教えてくれよ?」

連絡先?

「何で教えなきゃなんねーんだよ!」

「約束だろ?」

約束?何の?約束なんかしたっけ?

教えないつもりかよ!

「連絡先教えてくれないなら今ここでキスしていい?」

「はぁ!?お前何考えてっ」

「相川さーん?」

バカっ先輩を呼ぶな
「わかったから教えるからっ」

「何だ?日高どうした?」

先輩が戻ってくる

俺は迅の携帯番号を先に聞いて後で連絡する事にした

「何でもないよっ先輩行こう!」

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