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｢いやっ先輩また昼行くから！亮太こっち来い！｣

｢おい！昼って財布ないのにどうすんだよ！?｣

日高が慌てて亮太ってﾔﾂの手を引っ張って走って行った

｢何?なっちゃん財布忘れたのか?｣

｢えっああ。日高も財布忘れたから昼抜きなんだ｣

ふてくされた顔もまたかわいい相川

｢俺がおごってやるよ♪｣

｢え！?ﾏｼﾞで♪やっぱ持つべきものは友達だな♪｣

俺を友達と言った相川

｢当たり前だろ?今更何言ってんだよ(笑)何食いたい？｣


やっと友達と口にしてくれた相川

どれほどその言葉を俺は待っていたと思ってんだ

｢俺ｶﾂｶﾚｰ食いたい♪｣

ｶﾂｶﾚｰ食いたいとかすっげー笑顔で言うなよガキかよ(笑)

｢いいぜ♪何でも食えよ♪｣

俺は情報屋のｱｲﾂに見つかったから悪かったと頭下げなきゃなんねー俺の立場わかってんのか？って言ってやりたかったけど相川には何故か言えなかった









｢亮太お前先輩の前で言うなよな！焦んだろ?｣

｢僕はただ心配して‥｣

焦んだろって何を?

｢僕を抱いた事気にしてるの？｣

寂しそうに俯いた亮太

｢まだ抱いてはいないだろ!?｣

まだって‥

｢それって‥｣

亮太がほっぺたをﾋﾟﾝｸ色に染めて俺を見た
｢え‥何がだよ？｣

俺何かﾏｽﾞｲ事言ったか?

｢ううん♪僕嬉しいよ♪また連絡するね(笑)｣

｢え‥あっああ。｣

亮太が嬉しそうに走って行った

嬉しいって何がだよ‥







ツンツン♪

鮫島が俺の腕をいつもながらツンツンしてきた

｢何？｣


｢なっちゃん良かったな♪｣

いつも腕ツンツンしてきては余計な事しか言わない鮫島が日高が戻ってきて良かったなと言った

｢え‥｣

あれ？嬉しくないのか？

｢嬉しい癖に(笑)｣

ニヤニヤしながら肘でツンツンしてきた鮫島

｢俺は別に!!｣

鮫島がさり気なく前を向いた

後ろに気配を感じたから振り向いたら先生が腕組みしてコツンコツンと腕を指で叩いて何か言い足そうにしていた

｢俺‥廊下に立ってきます‥｣

素直に廊下に立ってきますと相川君が言ったから驚いた

｢座りなさい。｣

え‥？廊下に立たなくていいのか？

横を見たら鮫島がｸｽｸｽ笑ってやがった

｢お前なー!!｣

｢相川うるさいぞ！廊下に立ってなさい！｣

さっき座れって言ったじゃん‥