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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

先輩がシャツのボタンをゆっくり外して突き刺した胸を俺に見せた

「少し傷いっただけ‥これは上野の血だバカ反省しろ!」

何も言えなくなってしまった俺

「なっちゃん上野病院に連れて行くから後頼んだぞ」

上野の右手はハンカチで止血されていた

「鮫島ありがとうな‥」

「いや…俺が行く俺に責任があるから俺に行かせてくれ」

日高?

鮫島が上野を日高に託して俺の横に来た
俺が鮫島の顔を見たらニコっと微笑んだ鮫島

「大丈夫だから任せよう‥日高君頼んだぞ」

「はい」


上野に肩貸して歩いて行く日高の後ろ姿を目で追った


「なっちゃんシャツどうするよ?家帰るか?」

そうだよな‥
このまま教室行けねーし…

帰る事にした







「何でお前まで着いてくんだよっ?」

「別にいいじゃん(笑)」


「そうだ…昼飯家で食わねーか?」

「当たり前だろ(笑)」

朝はおごってやるって言ったのに!

「お前なっ」

「なんだよ」

いや…世話んなってるし言えねー

何だかんだ言って鮫島には本当に世話んなりっぱなしだ頭上がんねー

「何食いたい?」

「ビフテキ♪」

ゴツン!

「痛ってー」

「そんな高級なモンは家にはねー!」

すると鮫島がスーパー寄って行こうと言ったからスーパーに寄ったら俺は自動販売機の影にいろと言われた





「お待たせ~♪」

「何買ったんだ?」

「日高君に連絡したか?」

あ‥‥してねー…

「その顔はしてないな?ちゃんと連絡しなきゃダメだろ!だからお前らは喧嘩ばっかすんだよ(笑)」


いつもそばにいるから、つい忘れてしまう

「すぐ電話しろよ‥俺もまた誤解されたくねーし(笑)」

誤解って家で一緒に飯食うだけだろ?

トゥルル♪トゥルル♪
トゥルル♪トゥルル♪

トゥルル♪トゥルル♪
トゥルル♪トゥルル♪

『留守番サービス』

「まだ病院かな?出ねー…」

「じゃメール入れとくか?家帰って飯食うって」

相川を見たらすでにメールを作成していた

やれば出来んじゃん‥俺に言われなくてもこれからはちゃんとしろよ?


「送信っと‥」

送信ボタンを押すと鮫島がじっと見ていた事に気づく俺

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