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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

『とりあえず帰って来いよ。待ってるから』

「う‥うん…」

うんってかわいい日高

「日高帰ってくるって鮫島何食いたい?適当でいいか?」

「適当?まさか(笑)俺ちゃんと買ったから焼いて食おうぜ♪」

何買ったんだ?

「じゃ~ん♪」

スーパーの袋から取り出したのは高級和牛ステーキ三枚!?

「お前高かっただろ?出すよ‥」

「いいって♪おごるって言ったの俺だし」

いや…カツカレーなんか非じゃないぐらい高いじゃんっ

「いい‥のかよ?」

遠慮がちに言った相川初めて見た

「河辺には内緒だぞ」

そういや河辺見てないな?

「お前河辺とうまくいってんのか?」

「え‥?あ‥‥ああ…」

何だよ‥その微妙な返事は

俺はステーキに添えるサラダを作る事にした

「なー?なっちゃん?」

「ん?何だ?」

鮫島が言いにくそうに頭かきながら言ってきた

「なっちゃんは日高君と相性いいか?」

え‥

「何の相性だよ?」

何となくは気づいていたけど‥

鮫島が俺の肩抱いて耳元ではっきり言いやがった

「sex」


ザクッ!

「痛っ!」

はっきり言われて指を切ってしまったバカな俺

「バカちゃんと見て切れよっ」

俺の手を掴んで指を吸った鮫島

「やめっんぅっ」

え‥なっちゃん?

「感じるのか?」

「んな訳」

「ただいま‥」

真っ赤な顔の不自然な先輩の手を掴んでいた鮫島先輩

「はっ離せよ!鮫島っ」

「何怪我したのかよ!?見してっ」

包丁で切った俺の指を見て吸った日高

「鮫島と同じ事するなよなっ」

え‥?

あっ俺はバカか!?

「日高君今日の昼飯はステーキだぞ♪」

「え?!ステーキ何で!?」

日高がステーキに釣られた
バカはコイツだった

「さぁ焼くかぁ♪なっちゃん俺がするから向こう行ってな」

「俺レアがいい♪先輩は?」

「え‥あ‥‥俺は普通で」

ジュー♪

お肉が焼けるいい匂いが家全体に広がっていく

「あー早く食べたい♪」

日高はまるでしっぽを振る犬みたいに肉を焼いているフライパンをじっと見ながら待っていた

「日高お前(笑)あ‥上野どっだったんだよ?」

あ言うの忘れてた‥

「問題なかったから大丈夫って‥ああー!!!」

「キーンってするだろ!日高君耳痛いから!」

俺と同じ反応した鮫島を見て笑ってしまった

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