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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

しばらく歩いていると鮫島が言ってきた

「なっちゃん?先帰っててくれねー?」

「えっ何で?」

「何でって野暮な事聞くな‥」

歩きながらチラチラ眠る河辺の寝顔を見ていたら我慢出来なくなってしまった

「ん~‥鮫島‥先輩‥」

ゆっくり目を開けたら鮫島先輩の顎が見え宙に浮いていた身体

「おろっ下ろしてっ」

恥ずかしい!
真っ赤な顔した河辺

「そうゆう事だ?なっちゃん?」

「そうゆう事って河辺何も言ってねーじゃん!」

河辺を下ろしてやったら不思議そうな顔して見上げてきた

「何の話してたの?」

鮫島先輩が俺の耳元で囁いた

「お前が可愛いすぎるから今すぐ欲しい」

更に真っ赤っかになる俺の顔

「う‥ん‥」


「聞いたか?うんって?わかったなら先に帰れ」

「うんって何だよ?おい!?押すな!」

押されたかと思ったら河辺の肩に腕をまわし手を振って去っていく鮫島の後ろ姿

なんなんだよアイツら‥


鮫島先輩とやってきたのはloveホテル街

「どこに入りたい?」

また耳元で囁かれてゾクっとする俺の身体

耳元でいちいち囁かないでくれよっ

「どっどこでもいいっから‥早くっ」

早くってすげー積極的だな♪

周りのジロジロ見てくる目が気になって仕方なかった

「じゃ♪ここにするか♪」

ウィーン♪

開いた自動ドア

踏めば開くのは当たり前の事だけど‥

ドキドキが半端なかった


「パネル好きなの選べよ俺先にエレベーター押しとくから」

えっ!?俺置いて行くの!?好きなの選べって言われても待ってよ!

適当に押したパネル

出てきた部屋番の紙を持って走って鮫島先輩の待つエレベーターに乗った

「何号室?」

紙を持つ俺の顔の横から覗き込んできた鮫島先輩

「えっあっさっ301!!」

クスッと笑った鮫島先輩
河辺のヤツすげー緊張してんな

まるで初めてするみてぇ…

「301はっと‥あそこだな♪」

ガチャと開けて部屋の中に入ったら

「何だコレ‥?」

えっ…

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