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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

No1のアキラさんが出迎えたお客さんが俺を見てアキラさんの耳元で何か言っていた

そんなお客さんの肩を抱き席に着いたアキラさん

「あの子新人?かわいいわね♪」

敬子さんは俺のお得意様

大切なお客様だ

「いえ‥彼はウエイターです。敬子さん今夜も飛びっきり美しいですよ」

敬子さんの太ももに手を置いて耳元で囁いた

「あら♪ヤダ(笑)ゴールドでタワー入れちゃう♪」

「ありがとうございます。ゴールドタワー入ります♪」

えっいきなりゴールドタワー!?

アキラさんの客は品のいい金持ちばかり くそっ!

俺のずば抜けて大金持ちの客と言えばハゲ面オヤジのあの医者ぐらい‥

後小野寺さん‥
逢いたいなぁ…

今はアキラさんの売り上げを気にする事が先決!

俺はハゲ面オヤジにメールした

《たまには来てくださいよ♪逢いたいです俺‥》

返ってきた返事

《今夜は息子も連れて行くからアフター頼むよ》

やりー♪

俺は小さくガッツポーズした


アキラさんのテーブルには酒がどんどん入っていって盛り上がる一方俺はまだ売り上げが上がっていなかった

「日高君輝さんのテーブルとアキラさんのテーブルに運んで。くれぐれも間違えないようにね」

「はい!」

トレーにのせた数種類のカクテルとワイン

体力には自信あった俺でもきつかった

「お待たせしました♪こちらがレインボーです」

圭太さんの女性客の前にカクテルをテーブルの上に置いた俺

「あなたも一緒にどう?」

さり気なく俺の手に手を重ねてきた圭太さんのお客さん

「いえ‥俺は」

ぎゅっと足を踏まれた俺

足先を見ると圭太さんが俺の足を踏んでいた

「日高君っ」

店長さんに呼ばれて戻るとアキラさんのテーブルに先に運ぶのが礼儀だと言われた

あっだから圭太さんは俺の足踏んで教えてくれたんだ?と俺は思った

「失礼しました。ワインとカクテルになります♪」

アキラさんとアキラさんのお客さんの前にワインとカクテルを置いた

機嫌損ねただろうな‥どうしよう俺


「いいのよ♪新人さんなんでしょう?大変だけど頑張ってね♪これチップ」

えっ!?

俺の胸ポケットに一万札を畳んで入れてくれたアキラさんのお客さん

「この方は敬子さんって言って社長夫人なんだすごく素敵な女性だよ♪」

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