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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「キス‥してほしいのか?」

「えっ?何でわかったの?」

フッと笑った鮫島先輩が俺の鼻先を人差し指でツン♪てした

「顔に書いてある(笑)」

「書いて‥なんかないよ‥」

「書いてあんだろ?してほしいんだろ?」

書いてないってっ

「素直になれよ‥」

鮫島先輩の顔が近づいてきて

「んっ‥」

先輩の唇と俺の唇が重なった

「っふっ‥ぁっ」

離された唇

「帰るのよそうか?」

えっ‥

「泊まってくか?って聞いてんの!」

えっええ?

キョトンとして目を丸くしてしまった俺

携帯を取り出した鮫島先輩

「もしもし?なっちゃん?」


『鮫島?何してんだよ?ナンパ野郎と晩飯帰ってくんの待ってんだぞ!?』


「悪りーぃ今loveホ泊まってくから」

『はぁ?loveッてお前ふざけんなっ!今日鍋なんだぞっ』

「明日食うから置いといてよ」

『うどん入れるからドロドロんなる!無理!』

「じゃいいから2人で食べてくれよ‥」

『うどん入れんだぞ!?そんなに食えるかよ!』

「じゃうどん入れなきゃいいだろ‥」

『鍋にはうどんだろ!その後雑炊も待ってんだぞ!?』

いやいや‥何か違うだろ相川

「わかったから。今日は帰れねーから橘さんにも伝えといてよ」

『はぁ?だから今日鍋だって言っ』

プチッ!
長くなるから電話を切ってやった

不安そうな顔した河辺が見てくる

「たまにはゆっくり2人っきりもいいだろ?嫌か?」

ぶんぶん首を横に振った俺

ポンポン♪と頭撫でてきた鮫島先輩

たまにはゆっくり2人っきり‥か‥

鮫島先輩からそんな言葉聞けるなんて思ってなかったから

すごく嬉しい俺がいる

「鮫島先輩‥」

「河辺‥」

見つめ合う2人

先輩の首に腕をまわした

スッゴくいいムード

このまま‥キスをして‥それから‥

「ああっ!!」

「なっ何!?鮫島先輩っ」

いきなりびっびっくりしたーっ

「お前河辺って言われるの嫌か?」

へ?

突然なに!?

「なっ何で急に?!」

先輩の首にまわした腕が‥
下ろそうにも下ろせない状況で‥

「いや‥お前姉貴ん家行った時言ってただろ?何で僕だけ名字なのって?」

それ今言う!?

「別に‥あの時は」

また目と目が合う2人

「かなめって呼んでやろうか?」

ドキン♪

えっ‥

「かなめ」

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