テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

仕方なく着いて行って服を着せたら橘さん何を考えたのか俺達の部屋に変なヤツを運んだ

「ちょっと橘さん!?」

よっこいしょっ

ベッドに寝かせた河辺君の眠る隣

「俺のベッドは洗濯物の山だ‥相ちゃんのベッドに寝かせる訳にはいかないだろ?それに一番近いし(笑)」

「ったくよ‥変なヤツといい河辺といい血見ただけで倒れるか‥普通?」

「鮫島君は平気なんだね?」

「当たり前だろ(笑)」

部屋を出ながらそんな話をして閉めた部屋の扉


この段ボール何だ?
ずっと中身が気になっていた俺

開けようかな‥
けど人の物だしな‥
ツンツン♪つついてみた俺


「何してんだ?なっちゃん?」

「えっ?あっいや‥」

もしかしてツンツン♪見られた?!

よっこいしょ♪と持ち上げたナンパ野郎

「人の物勝手に開けたらいけねーだろ!?」


「いいじゃん♪持って来たって事は渡すって事だろ?」

そう言われればそうか‥

テーブルに運んで置いた段ボール

ゴクッ

ゴクッ

ゴクッ

何故か3人共生唾飲んだ

変なヤツの事だきっと変な物持ってきたんだろ♪大人の玩具とか?(笑)

近藤君今度はちゃんと仕事の物を入れてきたんだろうな!?

‥‥‥。

「開けようか‥ゴクッ」
「見ようぜ‥ゴクッ」

何が入ってんだろう‥

「開けるぞ‥」

パカッと開けた段ボール

中を覗く俺達

「はぁ?」

「何だこれは?」

「?!!」

俺は見つけた!

俺の大好きなチョコレートの山の端っこに申し訳なさそうに入っていた一冊の本を


「相ちゃん?」

食パン君が真っ先に本を手に取った

「‥!?うわっこれ俺知らねー♪」

どれどれ?
あっそれ俺の今度発売される新作

「あーそれまだ未発売の新作だからね(笑)やっと持ってきたか」

そう言って俺から本を取り上げたナンパ野郎

「やっと持ってきたか?って‥未発売の新作って?つーか返せよ!返せ!!」

ぴょんぴょん跳ねて奪い返そうとしてくる

「待ちなさいっサインして君にちゃんとあげるからっ」

サイン?

「ふざけんなっ!梨花先生の本にあんなへなちょこのサインなんか書くな!」

へ‥へなちょこってそれに俺がその梨花だっ!

《ぎゃー!!》

「え『え‥河辺?』「何だ?」」

鮫島が部屋に猛スピードで走って行った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ