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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

人ん家のキッチンで勝手に湯を沸かし始めていた近藤君

「ふん♪ふん♪ふん♪」

何やらガチャガチャしていた

「君ね‥」

言っても無駄か‥

「インスタントなんかねーぞ」

食パン君が近藤君のいるキッチンに入った

「豆は冷蔵庫」

「えっ?なつめさん!?」

豆って豆から作るの!?

「コーヒーは豆からが旨いんだぞ?ミキサーで挽いてから入れる♪俺がするから座ってな♪」

冷蔵庫から豆を取って準備に取りかかった俺

ガラガラガラ♪
ウィーンウィーン♪

ミキサーで挽かれる音が後ろから聞こえてくる

すごく香ばしい香りも漂ってくる

ここはまるで僕の喫茶店うふ♪

なつめさんがマスターで僕がお客さん♪

挽きたてのコーヒー豆で入れてくれるコーヒーにジャムトーストとちょっとしたサラダにゆで卵なんか出てきて

《お待たせ~♪今日はフルーツサービスしちゃう♪》

とか言われたりなんかしたりして‥

あーもう僕幸せ♪♪

「君さっきからニヤニヤニヤニヤ気持ち悪いよ‥」

テーブルに肘ついてにんまりしていた近藤君

「あっそうだ!!先生っサインしてくださいよ♪」

いきなり何?!

「何で君にしなくちゃいけないんだ!」

「僕にじゃなくてなつめさんに渡すんです!」

チラッとキッチンを見たら聞こえていないようだった

食パンをオーブントースターに入れた俺


「この間サインしたら」

したの!?

「僕に黙って何でサインしたの?!」

「黙ってって‥君の許可いるのか!?」

ナンパ野郎と近藤とかゆう男が楽しそうに話してる中横入りした俺

「出ししか飲んでなかったから腹減ってるだろ?」


「そういえば‥今回の出しもなつめさんが作ったんですか?♪」

俺は無視か?!

返事を先に言えっ

「‥‥‥俺じゃないけど‥何で?」

一気に飲み干したから味がわかんなかったから
なつめさんが作ったのならまた飲みたいな~ぁって♪

やだ僕ったら

チン♪

チン?

コーヒーメーカーってチンって言ったっけ?

僕はなつめさんの方を向いた

「うわ?もしかしてトースト!?」


なつめさんがトーストとコーヒーを持ってきてくれた

「ジャムじゃない‥」

「腹減ってんだろ?食えよ」


なつめさんが持ってきてくれたトーストは眩いばかりに黄金色に光り輝いていた

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