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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「ジャムじゃないんだ」

「嫌なら食うな!」

嫌じゃないけど‥やっぱり定番は苺ジャムだよね?

「ハニートースト‥嫌いか?」

ハニトーストー‥?
ハニー?!

ボッ!急に点火した僕の顔

「なつめさんっておちゃめさんなんだねっ」

「はぁ?!」

だって直接言えないからってハニートーストなんか僕に出したりしちゃってさ

ハニーつまりhoney

《俺はお前が好きだ》

って言ってるみたいなもんだよね?

どうしよう♪僕♪

「お前食べないのか?」

ずっとニヤニヤしている近藤とかゆう男

食べないなら貰おう‥

ナンパ野郎も食う?とハニートーストを指差したら指出してきたから分けっこして食べたハニートースト


ごちそうさま…

そういや鮫島何してんだ?

ハニートースト食った後鮫島の部屋を覗いた

「鮫島?」

‥‥‥‥。

そっと扉を閉めた俺
抱き合って一緒に寝てんじゃねーよ‥

そんな鮫島と河辺を見たら日高が無性に恋しくなってきた俺

1人にすんなバカ野郎‥

桜木祭の日体育館で何が俺を待ってんだろ‥

ドキドキと不安が入り混じる

桜木祭まで‥後数日

リビングに戻ると

「先生返してください!」

「返してくださいってもう胃の中だよ!!」

近藤君と言い合っていると帰ってきた食パン君

「何してんだ?ってか帰らなくていいのか?」

「‥あっ!もうこんな時間!?僕帰らないと!あっ先生新刊にサイン書いといてください。また取りに来ます渡しちゃダメですよ!」

「だから君」

先生新刊にサインって?

「先生って?」

なつめさんが不思議そうに聞いてきた

先生と目が合った僕

「え?先生は小説家の梨花冬弥ですよ?」

は?

「いやいや‥そんなハズないだろ!?」

あっそうだ忘れてた!

「はい♪コレ僕の名刺」

井川文芸社 編集部?

「井川文芸社‥って‥」

「そう♪先生方の作品を製本にする会社で僕が梨花先生の担当してます♪っていっけない!本当に帰らないと電車がっ!なつめさんまた今度ゆっくりお話しましょう♪じゃっ!」

先生の作品って

梨花先生の担当!?
って事は‥本者!?

ナンパ野郎と目が合った俺

「相ちゃん?」

やべーっ
やべーよっ
ナンパ野郎が梨花先生とかありえない!

どうしよう俺!?

高鳴る鼓動

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