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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

抱きしめといて離さないで‥って俺は日高が好きで‥

コイツが優しくするからか?

それとも昨日あんな事したからか?

‥俺フェラされてイッてしまったんだ‥

頭ポンポン♪と撫でてきたナンパ野郎

「側にいるから」

側にいるからって‥
振り向くとニコっと俺に笑顔だった

「‥‥っ」

真っ赤な顔してかわいいね‥

「持ってくるからね」

「俺も行く」

離すはずの腕の袖を握って着いて行ってしまったナンパ野郎の部屋

コイツの側は不思議と居心地いい事に気づく俺がいた

服の袖をぎゅっと握るなんてそんな事するんだ‥可愛いじゃないか

部屋に入ったら机には書きかけの原稿用紙と万年筆が置いてあった

本当に小説家なんだ‥

あったかいカーディガンを取って食パン君の肩にかけてあげた

「寒くない?大丈夫?」

いつも口うるさいナンパ野郎が暖かくってすごく優しくて安心する気持ち

「‥がとう‥」

「いいよ別にクス」

振り向いた食パン君の目尻に光る物

「どうしたの?おいで‥」

勝手に涙が溢れてきて止められなくなった

俺‥寂しいんだ‥

ぎゅっと抱きしめてくれたナンパ野郎

「大丈夫だから‥」

抱きしめながらほっぺたにつたう涙を手で拭ってくれた

俺も側にいてほしいと思ってしまった

温もりがほしい

「日高君帰ってくるまで我慢だよ」

日高‥?
何で今日高の事言うんだよ‥

抱きしめたまま

今を忘れられる甘いあの甘いキスをしてほしいって思ったのにって何考えてんだ俺!?

変だ‥俺変だ!

「相ちゃん?」

「なっ何でもない‥離せ」


チュッ‥

おでこにキスしてしまった

「なっっ」

「行こう♪めそめそするな!」

おでこにキスされた‥
おでこだったけど寂しい気持ちが和らいだように感じた
暖かくなる俺の心

「相ちゃんは座ってて起こしてくるから♪」

「嫌‥だ‥俺も行く」

また服の袖をぎゅっと握ってきた食パン君

ヤバイ可愛いすぎる
本当に‥これヤバイ

ドキドキする胸

振り返ったナンパ野郎が俺のほっぺたに手を当てて


えっ…

一瞬時が止まった

またカーと赤くなる俺の顔

してほしいって思った事をさり気なくしてきたナンパ野郎

何でキスしてしまったんだろ!?

同情か?

いや‥何かが違う

俺何で‥キスなんかしたんだ!?

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