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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「何で‥キスなんかすんだよ?俺が‥可哀想に見えたからか?」

違う‥

「そうなんだろ!」

「だから違うんだって」

確かにキスしてほしかったけど‥

けど‥

「相ちゃん‥俺‥」

「ふぁ~あ‥おはようって何してんだ?」

相川が椅子に座って橘さんが相川の肩に手を置いていた

「あっ‥また肩もみか?(笑)」

えっ‥

えっ‥

「あっそうそうっ!相ちゃんすごい凝り性みたいでさ(笑)」

ギューッ!!

「いでーっ!!」

悲鳴をあげた相川

「ごめん痛かったね!朝ご飯にしようっ」

橘さんがキッチンに向かう

何だよ‥いきなりマジ痛てー。

自分で肩をさすっていると鮫島が頭ポンポン♪と触ってきた

「何だよ‥」

一瞬止まった鮫島

「別に」

別にって‥何なんだよ‥

お前ら学習能力ないな‥

「おはようございます。ふぁ~あ‥」

口に手を当ててあくびしながらやってきた河辺

「お前ホント鮫島と似てきたな‥」

「寒いね!暖房つけてないの!?つけようよっ」

暖房?

そんな便利な物あんのか?

この家に住みだして結構経つのに何も知らない家の仕組み

ピッ♪ピッ♪

河辺が壁にあるパネルを押したら暖かい風が吹いてきた

足元も何だか暖かい?

「床暖房とエアコンつけたからなつ兄大丈夫でしょう♪」

床暖房とエアコンって‥
暑いだろ!?

「さぁ♪ご飯にしよう」

ナンパ野郎と鮫島が朝食を運んで食べ出した朝飯

‥つい‥暑い‥

汗がじんわり額や背中に湧き出てくる

けど河辺がせっかくつけてくれた暖房

言えない‥

周りを見たら皆平然としていた

コイツら暑くねーのか!?

相川は寒がりだから暑いけど我慢していた俺達

「ごちそうさま♪」

皆食べ終わったのに暑すぎてなかなか食が進まず一人置いてかれる

「なっちゃん早くしねーと遅刻すんぞ?」

鮫島がそう言って部屋に戻って行った

リビングに取り残された俺とナンパ野郎

きっ気まずい

「相ちゃん‥」

「何!?」

いきなりキスしたから怒ってるのか?

キスしてほしいって思ってキスされて

けど同情ならやめてほしかった

「何だよっ早く言えよ」

汗かいてる
風邪?熱!?

「何すんだよっやめろって」

額に手を当てたらすごく熱かった

「熱あるじゃないか!?今日は休んで寝てなさい!」

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