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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

がしっ♪

日高に抱きしめられて転ばずにすんだ俺
顔を上げたら日高と目が合って

「先輩‥」

日高の目が俺を愛おしそうに見つめてくる

「なんだよっ」

やめろよっその目!
そんな目で見つめんな
日高の手が俺のほっぺたに触れて

「おっお前何考えてここ墓場っんぅっ」

ひゅ~っと冷たい風が吹く中

俺と日高の周りだけ早い春が訪れたかのように感じた。

暖かいな‥日高‥

「何してる?早く来い!」

小野寺さんの呼ぶ声がして先輩の手をまた引っ張った俺

「先輩行くよ♪」

「だから引っ張んな!」

引っ張られる俺はたぶん顔がすごく赤い



車に乗り込んだ俺達

「頭どこ行きやすか?」

「そうだなぁ昼飯」

ワンワン♪

白先輩が僕の事忘れないでって言ってるみたいにしっぽ振った

「そうだったな(笑)白先輩♪先に白先輩を美容院に連れて行く」

白先輩の頭撫でた小野寺さん

「日高みたいにメッシュ入れるのか?白髪頭の日高バージョンだな(笑)」

「先輩何言ってっ」

「あははは」

また笑った小野寺さん

俺には笑った事ないのに

今日話したばかりの先輩といきなり意気投合?

先輩ってすごい人だな‥




白先輩を美容院の人に預けてる間俺達は少し遅いお昼ご飯を食べに近くのカフェにやってきた

「一樹と彼何にする?」

メニュー表を俺達の前に広げてくれた小野寺さん

「あっ小野寺さん?先輩は相川なつめって言います。」

「なつめか?」

先輩の方をチラッと見た小野寺さん

「あっ‥」

小野寺さんは呼び捨てにするんだった!
先輩の事呼び捨てに出来るのは俺だけにしたいって女みたいかな…俺

「大丈夫だ一樹」

大丈夫って?

「一樹の彼氏さんは何にする?」

彼氏!?

「おっ小野寺さんっ普通で」

普通?相川君か?なつめ君か?

「俺ホットケーキとチョコレートパフェとカフェオーレ♪」

「え?!先輩っ3つも!?」

「3つもってホットケーキ以外はデザートと飲み物だろ?普通だろ?」

普通なのか?

「一樹は何にするんだ?」

「えっと」

沢山あるメニュー
かなり悩む俺

「お前女かよ‥早くしろよな」

先輩に女って言われた
女って‥

「俺‥いらない‥」

「どうした?一樹?」

下向いてしまった一樹

「日高も俺と同じのな?お前はプリンパフェ」

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