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シアワセ∞経路

第7章 釣り合わない天秤



目立つような嫌な日もなく、相変わらずに日にちだけが進んでいった。


学校が終わったら、家で受験勉強に励む時間だけをダラダラと積む日々。



もちろん、ソラに気持ちも伝えられずに……。



もっと距離を縮めたいのに、壊れないかと不安になるばかりで一歩前に踏み出せないでいた。



それに告白なんてしたことがないから、どうしたらいいのか全く分からないわけであって。



利麻ちゃんと千代ちゃんは、頑なに『恋愛は高校に行ったらする』と言っていて相談できない。


結局、ひとりで悩みを抱え込んでいた。




気晴らしにコンビニに行って、ファッション雑誌に載ってる恋愛コーナーでも見てこよう。


何かの参考になるかもしれない。



重い腰を上げ、無難な服に着替えてから近くのコンビニへと出かけた。


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