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シアワセ∞経路

第9章 幸せになるための決意

「風子、何ぼーっとしてんの?
次の英語の授業、始めに小テストやるらしいよ?」


机にだらーんっと伏せていたら、いつもの女友達二人が話しかけてきた。

せっかく私の席まで来てくれた二人のために、のそっと顔を上げる。

「利麻ちゃん、千代ちゃん…」


「うわっ!風子ったら眠そうな顔」

「そういえば今朝もいつもの高校生と一緒だったの見たよ?
相変わらずラブラブだねー」

大体この話になると、利麻ちゃんと千代ちゃんは面白がってるような顔つきになる。


「いや、付き合ってないから」


「ウソ⁉︎いい加減、もう付き合ってるんでしょ?
じゃないといつも学校行く前とか帰りとか会わないじゃん」

「だよねぇー…。おかしいよねぇー……」


居場所になるって約束を交わしたから、一緒にいてくれるんじゃないのかなって思うけど。

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