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シアワセ∞経路

第10章 未来へ続く思い出


私の前を歩くソラのブレザーの袖を引っ張った。


呼び止めたのはいいものの“どうしたの?”っと言わんばかりの表情を、ドキッと鳴る鼓動が邪魔して一瞬しか見れなかった。


「あっ…、あの……お礼をしたいんだけど何がいい?」



「え……。何もいらないよ?」



「今日の…、っというか今までのお礼を含めて何かお礼をしたいというか……させてください!欲しい物とかない?」

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