シアワセ∞経路
第14章 本当の気持ち
今まで一人でいるのが嫌で、誰かに一緒にいてもらった。
でもそれは結局、甘えでしかなくて。
居場所として一緒にいて見守って背中も押して貰っていたのに、そこから何も変われていなかった。
ひとりで歩こうとしていなかった、こんな私なんていなくなればいい。
ひとりぼっちでも、前に進めるような強い自分になってみせる。
気味の悪い言葉が書いてあるルーズリーフを一気にぐしゃっと丸めてゴミ箱に捨てた。
決心した私はそれ以降、佳菜美ちゃんに何をされても動じないように感情を殺した。