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シアワセ∞経路

第3章 私の居場所




「おつかれさま」




玄関の入口に立っていて、明らかに私に話しかけているだろうと思われる大空先輩がいた。





私たちの他に誰もいなかったから、そうだとすぐに分かった。





再会した時に、あんなに無愛想だった大空先輩から私に声を掛けてくるなんて驚く。





実験室に案内して貰ってから、学校内ですれ違ってもただ目が合うだけだったし。







大空先輩が私に話しかけるなんて雪でも降るんじゃない……?



いや、霰?それとも隕石?




もしかして、この前のネックレスのこととか……?



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