テキストサイズ

シアワセ∞経路

第5章 共力者



するとソラは両手を私の肩からパッと離して、さっきまでいた位置に移動する。




「はぁ…、助かった。……やっぱり、まだ無理だな」



いつも弱いところなんて一切見せないソラが、ガクッと肩を落とす。





「なにが無理なの……?」







「……。俺、……女が苦手なんだ」



一瞬、何を言ってるのか分からず言葉が出てこなくて数十秒の間が空いた。





「えっ……、えええー!?嘘でしょ?私とは普通に一緒にいるじゃん!」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ