
恋愛short story
第2章 ※ 不安材料
お風呂上りなのかな?
いい匂いがする…
フフッ…亜希の匂いだ
「亜希…お帰りなさい…」
俺はフッと耳元で
息を吹きかけながら囁くと
くすぐったそうに
ビクッと亜希は首を窄めた。
そんな愛しい仕草が
俺の胸の奥を
キュンと刺激する。
「フフッ…可愛い~」
俺は亜希が
耳に反応するの
知っているよ
ねぇ、ずっと亜希の顔が
見たくって…
声が聴きたかったんだよねぇ~
亜希の顔見て、
俺ただいまって
チュ~したいんだけど
「あ~き~ねぇ、こっち向いてよ」
