
恋愛short story
第2章 ※ 不安材料
「……亜希??」
「蓮、お帰り…。う~ん…あっ、何か言った?ごめん、今日中に上司にメールで報告書送らなきゃいけないんだよね。」
そう言いPCと
睨めっこを
続けている亜希。
グスン…
亜希の態度に
ちょっと悲しいんだけど…
仕事の邪魔をしては
いけないと思い、
俺は亜希から腕を離し
風呂へ入った。
風呂から出て
タオルで頭をガシガシと
拭きながらチラリと見ると
亜希は未だに
PCの報告書と格闘している。
「フフフッ」
自然と笑みが
こぼれてしまう。
仕事に一生懸命な
亜希の姿は、
やたらと小さな背中が
物語っていて。
健気に頑張っちゃってる
ところなんかも
俺にとっては
カワイイんだよねぇ~
まぁ、亜希の仕事を
頑張ってる姿なんて
同じ職場じゃないし
早々見れないものだしね。
もちろん、
さっきの続きを
楽しみたいのは山々だけど…
