
恋愛short story
第2章 ※ 不安材料
遠目で愛しい亜希の姿を
確認しながらベッドに
腰を降ろした。
一人だと広く感じる
ベッドも今日は
亜希と一緒に寝れるから。
亜希が隣に寝れる
スペースをワザと空けて、
普段しないのに
シーツの皺なんか
伸ばしちゃたり、
無駄に動き回ってみたりして。
亜希早く終わらないかな……
スゥ───
暫くして
「う~ん…亜希…」
寝返りをし
瞼を開けようとするが
寝惚けているので
瞼が重たい。
仕方なく手探りで
布団の中の亜希を探す。
当然亜希の温もりに
触れられると思っていた
俺の手は空を切った。
アレ?亜希がいない…
俺は隣で寝ているはずの
亜希が居ないことに
気付き慌てて飛び起きた。
