
恋愛short story
第1章 約束
好きな女の部屋が
新鮮な感じがして
ふわふわと
浮ついているのを
押さえている
俺の気持ちなんて
お前は分からないだろうけど。
部屋いっぱいに広がる
京香の匂い──
甘い、京香の匂いに
クラクラしてしまう。
ヤベッ…
スゲーいい匂い。
緊張してきた……
手に汗かいちゃってるし。
トクン─
トクン─
俺ここにいてもつのか?
胸の鼓動も落ち着かない。
そんな俺に構わず
京香はアルバムを持ってきた
「歩、懐かしくない?これ小さい時のお祭りの写真だよ」
ペタンと座って
アルバムを広げ始めた京香。
アルバム?
写真より俺は…
だァー!!
このアングル!!
目のやり場に困るっ!
でも見たいというか……
それが男の性ってヤツ。
短い制服のスカートから
白い太股が見えている
そっちの方が
気になるんですけど…
