
恋愛short story
第4章 介抱
いつの間にか先輩に
会えると思って
この店に通っちゃったんだよね。
いつも先輩は本を
読みながら居て…
その姿に私は
一目惚れをしたんだ。
だから昨日の事を思い出すと…
「心美?どした?食ってねーじゃん。ここのメシはどれも旨いしっ!最高だな!ほら、心美も食えよ?あーん。」
昨日の先輩との出来事を
思い返そうとすると
永本の声で打ち消された。
「えっ?あっ、うん。でも永本くん、一人で食べれるって。」
「いいから、いいから。あーんしてみて?それに、淳って呼べって昨日言ったろ?」
「そうだったねごめん。あっ…淳くん。」
「はい。アーーン。」
ニコニコしながら永本は
スプーンを私の口に
近付けてくる。
ぇえっ??
なっ、永本くん?
そんな事周りに見られたら
恥ずかしいって!!
どうしよう…
