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ぎゅっと強く抱き締めて

第1章  学校生活


 私たちはバスケコートがある屋上に来ていた。
 
 「平賀くんバスケ好きなの?」

 今でもきっちり1メートル離れてる。

 「別に。屋上来たかっただけ。
  ここ暖かいし」

 なんか凄く眠そう。

 「平賀くんいつも寝てるよね?」

 「まあ、疲れてるから」

 近くにあるベンチに平賀くんが座る。

 「どうして?」

 「遅くまでバイトしてるから」

 なんだバイトか。

 高校生だもんね。

 平賀くん休みの日は遊びまわってそうだし。

 

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