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私と魔界の駐在さん

第2章 丘の上のお屋敷

 
二度目のどうしようが、すごい勢いで頭のなかを駆けめぐる。


だって、どうしよう。

この人が管理人さん?

このどう見ても20代の、どう見ても海の向こうからやってきたビジュアルの人が?


信じられない。

確かに電話の声がすこし若い気はしていたけど、異常に雑音が多かったから勘違いかと。


おばあさんの長年の知り合いだって聞いたから、てっきり同年代なのかと。


テレビどころか漫画から出てきたみたいな姿を見ていると、お土産を水ようかんにしてしまった自分を助走をつけてビンタしたい気分だった。

 
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