リトル・リトル・バンビーナ
第2章 僕はアナタに欲情してる。
「言って」
「はぁぁ、んっ、あっ、で、でも……っ」
すでに崩れ落ちたはずの理性にいまだにすがり付こうとする彼女。
大丈夫。
そんな邪魔な理性、すぐに捨てさせてやる。
「ココ突くと美和子、すっごく感じてるのわかる……?」
「あっ、やああっ、だめ、ダメぇ……っ!」
「今、美和子が、求めてるのは……俺でしょ?」
身体を抱き寄せ、密着しあう。
ふっと、腰の動きを緩め、乱れた息のまま俺は彼女の耳元で囁く。
「俺の、名前。呼んで?欲しいって求めてくれないなら、このままやめるから」
自分の額からポタポタと汗が落ちていく。
肌から伝わってくる美和子ちゃんの鼓動も息使いも荒かった。
「美和子ちゃん、嫌って、いったから。もう終わろうか?」
俺はゆっくりと腰を動かした。
突き上げるのではなく、引いていく。
抱きしめていた腕も離す。
あっけなく、冷たく思えるように。
「……ぁ、い、いやぁ……っ」
その細く小さな声は、彼女が今まですがり付いていた、
最後の理性が崩れた合図だった。
俺を拒み続けた腕が、離れていこうとする俺の身体に絡みつく。
「と、おやと……気持ちよく、なりたい……っ」
十夜、と彼女から名前を呼ばれた瞬間。
「お願い……やめ、ない、で……十、夜ぁ、来て……っ」
その唇から、甘い吐息とともに俺を求める言葉がつむがれた瞬間。
俺の中にあった自制心とか、良心とかが全て吹き飛んだ気がした。
彼女が自分を求めてくれた。
それがすべて。
俺は、薬指に光る指輪を抜き取る。
こんなのいらない。
その細い指に自分の指を絡ませ、ぎゅっと握り合った。
何度も何度も、口付けを交わす。
乱れる身体、混ざり合う汗。
お互いが同時に果てるまで、指を絡ませたまま、
俺は彼女を何度も抱き、自分の欲望を注ぎ込んだ。
「はぁぁ、んっ、あっ、で、でも……っ」
すでに崩れ落ちたはずの理性にいまだにすがり付こうとする彼女。
大丈夫。
そんな邪魔な理性、すぐに捨てさせてやる。
「ココ突くと美和子、すっごく感じてるのわかる……?」
「あっ、やああっ、だめ、ダメぇ……っ!」
「今、美和子が、求めてるのは……俺でしょ?」
身体を抱き寄せ、密着しあう。
ふっと、腰の動きを緩め、乱れた息のまま俺は彼女の耳元で囁く。
「俺の、名前。呼んで?欲しいって求めてくれないなら、このままやめるから」
自分の額からポタポタと汗が落ちていく。
肌から伝わってくる美和子ちゃんの鼓動も息使いも荒かった。
「美和子ちゃん、嫌って、いったから。もう終わろうか?」
俺はゆっくりと腰を動かした。
突き上げるのではなく、引いていく。
抱きしめていた腕も離す。
あっけなく、冷たく思えるように。
「……ぁ、い、いやぁ……っ」
その細く小さな声は、彼女が今まですがり付いていた、
最後の理性が崩れた合図だった。
俺を拒み続けた腕が、離れていこうとする俺の身体に絡みつく。
「と、おやと……気持ちよく、なりたい……っ」
十夜、と彼女から名前を呼ばれた瞬間。
「お願い……やめ、ない、で……十、夜ぁ、来て……っ」
その唇から、甘い吐息とともに俺を求める言葉がつむがれた瞬間。
俺の中にあった自制心とか、良心とかが全て吹き飛んだ気がした。
彼女が自分を求めてくれた。
それがすべて。
俺は、薬指に光る指輪を抜き取る。
こんなのいらない。
その細い指に自分の指を絡ませ、ぎゅっと握り合った。
何度も何度も、口付けを交わす。
乱れる身体、混ざり合う汗。
お互いが同時に果てるまで、指を絡ませたまま、
俺は彼女を何度も抱き、自分の欲望を注ぎ込んだ。