テキストサイズ

従わない奴隷

第2章 20代、ユウリ

階段まで来ると

ユウリは
ワンピースの裾を
もって
立ち止まった



「・・・」



「大丈夫だから
先、上がれよ」



「・・・」



「メ・イ・レ・イ」



「・・はい・・」



その時
もはや奴隷は
逆転していた



ユウリが一段上がると
俺はすぐに
ユウリの後に着いて

スカートの裾を
後ろから
そっと

スマートに
押さえてやる



もちろん


押さえた瞬間から





ユウリは
うつむいて

耳まで
真っ赤だ




もしかして



付き合ったことすらね~の



かも?





ストーリーメニュー

TOPTOPへ