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僕は絵しか描けない

第8章 コンテストの結果

それでもこうしてサブカル研の部室にやって来るのは、結局僕に行くところがないからだ。

行くところがないなら帰ればいいのだが、なぜか足が向いてしまう。

サブカル研は部活を無断で欠席してもなんにも咎められない。

一週間行かなくて、ひょこっと顔を出しても一言もない。

そういうところが気楽で好きだった。

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