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僕は絵しか描けない

第9章 ダブルデート!?

キャンプというのは適当に河原でバーベキューでもして帰ってくるのかと思いきや、そうではなかった。

バーベキューしたあとは近くのコテージで泊まるらしい。

泊まりがけはちょっと、と渋ったが、三対一で勝てるわけもなく、なし崩しに決まってしまった。

「キャンプとはいえ締め切りもあるんだから描ける用意してきてね」と詩子さんに言われ、僕は仕方なく画材を持って参加となった。

キャンプといってもそんなに山奥へ草木をわけいりながら道なき道を行くわけではなく、電車とバスを乗り継いで向かう。

道中は漫画の話やら柔道の話で盛り上がっていた。もちろん僕を除く三人の話だが。

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