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僕は絵しか描けない

第3章 信頼関係

「どれどれ~」

「ちょっとっここで見るの!?」

詩子さんは地べたに座り込んでスケッチブックを開く。

「そーだよ? なに? ラブホにでも行くと思った? やらしー、クロ」

「そ、そんなこと言ってないだろっ!!」

ラブホとかそんな単語女の子が軽々しく言うなっ!! 

やっぱり女の子は妹尾さんみたいに恥じらいもないと。
って妹尾さんがどれくらい恥じらいがあるのか知らないけど。

からかい終わった詩子さんは食い入るようにスケッチを見詰めていた。

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