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僕は絵しか描けない

第3章 信頼関係

どんな反応か、僕は気になって詩子さんを覗きこんだ。

「ッッ!!」

しゃがむ詩子さんを上から覗きこんだため、タンクトップの緩い胸元がばっくり開いて中のブラジャーが丸見えだっ!!

見てはいけないっと慌てて視線を反らす。

黒いブラジャーは詩子さんのキャラクターに合ってる気がした。

「いいよ、これっ」

にかって笑って詩子さんは見上げてくる。

「そ、そう?」

視線を向けるとどうしてもブラに視線がいっちゃう駄目な僕だ。
詩子さんがタイプだとか、好きだとかではない。本能だ。

「詩子さんの作品なんだから、詩子さんに気に入ってもらうのが一番だよ」

気に入ってもらえてよかった。
素直にそう感じた。

しかし詩子さんはキッと猫のような目を吊り上げて立ち上がった。

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