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僕は絵しか描けない

第5章 仲直り

ケーブルカー乗り場から少し歩くと展望台がある。

僕らは展望台のある広場まで歩いていった。

ここには車で来ることも出来、家族連れの人たちが目立った。

展望台は大した高さはない代わりに無料だ。

展望台に登って再び街を見下ろした。

「うわぁ……ここだと一望できるね……ほら、隣の街まで見えるよ!!」

見晴らしのよい場所に建てられた展望台からは遮るものがなく、なだらかなカーブを描く湾岸線が一望できた。

「夜景だけじゃなく、昼間に見るのも悪くないな」

詩子さんも微笑みながらその景色を眺めていた。

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