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結論から言えば妹尾さんのお弁当は特別美味しくもなく、まずくもなかったのだが、妹尾さん加点を合わせると百点満点だった。

思わずガツガツと食べてしまうと妹尾さんは嬉しそうに笑った。

「黒沢君も食べ方は男の子だねー」

「あっごめん……」

「ううん。いいの。勢いがよくて見てて気持ちがいいし」

「てか、弁当作るなら言ってよ、ひなた。……あたしだって手伝うし」

「そっか、ごめんね」

誉めるときも謝るときも笑顔を見せる妹尾さん。
微妙に笑顔に変化をつけているところがまた可愛い。