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僕は絵しか描けない

第1章 似顔絵

妹尾さんから話があるって……どういうことなんだ……

しかもあのキョドった様子……

もしかして…………

告白っ!?


身の程を知らず妄想を膨らませてそんなことまで考えていた。
意外と創造力あるんじゃないの、僕って。


放課後、カチコチに緊張しながら妹尾さんのあとをついていく。
妹尾さんはもう緊張した様子もなく、いつも通りの笑顔で雑談をしてくれた。

しかし聞こえてはいるが一つも頭に入ってこない情けない状態だった。

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