僕は絵しか描けない
第7章 僕の失恋
「黒沢くんのお母さんってなんか素敵な方ねー!! 優しそうだし、明るいし」
「素敵とかあり得ないから。ドジだし空気読まないし」
何て言うか、こう、照れ臭い。
きっと僕らのような高校生男子で、母親と同級生が会って恥ずかしく感じない人ってほとんといないんじゃないかな?
嫌いとか、そんなんじゃないんだけど、どうしても恥ずかしい。
「お母さんにそんなひどいこと言っちゃ駄目だよ」
結構真顔で怒られて怯んでしまう。
「いや、うん……ごめん」
素直に謝る僕を見て「プッ」と妹尾さんが吹き出した。
「な、なに?」
「いやごめんね。なんか黒沢くんって素直で優しいなぁって……」
「そ、そんなこと……ないと思うよ、普通だし……」
「素敵とかあり得ないから。ドジだし空気読まないし」
何て言うか、こう、照れ臭い。
きっと僕らのような高校生男子で、母親と同級生が会って恥ずかしく感じない人ってほとんといないんじゃないかな?
嫌いとか、そんなんじゃないんだけど、どうしても恥ずかしい。
「お母さんにそんなひどいこと言っちゃ駄目だよ」
結構真顔で怒られて怯んでしまう。
「いや、うん……ごめん」
素直に謝る僕を見て「プッ」と妹尾さんが吹き出した。
「な、なに?」
「いやごめんね。なんか黒沢くんって素直で優しいなぁって……」
「そ、そんなこと……ないと思うよ、普通だし……」