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キャラメル、甘く

第1章 *条件

…女の子に手を出してそうなイメージはないんだけどなぁ。



でもこの子だったらいけそうだ。
今の相手役よりもルックスいいし、私が思い描いていたイメージにぴったり!何より、堂々としている。
文句なしの杏樹の相手役!



「じゃ、私帰るから!」

「え、帰るの!?」



突然、晴海ちゃんが勢いよく言った一言。


ずっと一緒にいてくれるものだと思っていた私は、若干ひるんだ声を出してしまう。



すると、晴海ちゃんは気まずそうに私の耳に寄せて小声で一言。



(いづらいの分かって)




納得、




ついに2人きりに…。




帰っていく晴海ちゃんに、軽く視線をよこしたものの、特に何を言うでもなく、だるそうな目でこちらを見てくる彼。


その視線にやりきれない。


あー!
とっとと本題に入ってしまおう!私は意を決した。

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