
キャラメル、甘く
第1章 *条件
「ちがっ、うっ…ん!」
「こんなやらしい体して。
誘ってるとしか思えない」
「あ、そこ、は…だめ……」
「へえ、ここがいいの」
「……っあ!」
完璧に世界が作られてる。
「……すごい……」
出てきたのは本当に簡単な言葉。
それ以上何も言葉が出てこない。
「望月、お前すごいの連れてきたな…」
梶さんもその光景を眺めながら関心したように呟いた。
“絢菜さん、絶対彼を嫌いになんてなれないですよ?”
晴海ちゃんが言っていたことが分かった様な気がする。
彼には魅力がある
人を惹きつける魅力が…
