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キャラメル、甘く

第2章 *未経験




正直忘れていてほしかった…


「……あれ本気なの?」

「じゃなきゃ、今日やらなかったけど」

「ですよね、すいません」



もう言葉で何を言っても勝てる気がしない。


いや、でも私も逃げようとしたのはダメだな。圭太くんはちゃんとやってくれたんだし。世の中ギブアンドテイクなんだし…(?)



…逃げようとしたのは認める。




「明日、ここで22時に待ち合わせね」



そう言い残して圭太くんは帰っていった。私の言い訳も聞いてくれずに。


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